2015年4月20日月曜日

3Dプリントサービスでナイロン(ポリアミド)の中空成形する際の手順2(覚え書き)

昨日の続きです
内部モデルの貫穴に使う部分を変形するか、或いは貫穴ブロックを別に用意して
デシメーションマスターで元モデルの複製(念の為)をダイナメッシュでくりぬきます。
ダイナメッシュ後に元モデルをProject Allして緩くなったディテールの引き締めると
いいかもしれません。


















 このまま前回Meshmixierに持っていったのと同じように
デシメーション→ゴミ取り→STL出力でモデルチェックに行ってもOKですが
少しでもモデルを軽量化してクオリティをアップさせてみましょう。

 内部モデルは本来低ポリゴンですがダイナメッシュ化した為に
無駄に密度が増しているのでココをリメッシュします。

















リメッシュする内部部分のみを表示してZremesherでリメッシュします。
赤丸で囲んだ「Freezeborder.」の項目にチェックを入れておくと
非表示のメッシュ部分との繋ぎ目が綺麗につながります。


















これで内部メッシュに使われるポリゴンがほぼ10分の1になりました。
ここから前回と同じ手順でSTLに出力します。


















今度はNetfabb basicにSTLモデルをインポートします。
右下に『!(エクスクラメーション・マーク)』がついてますね。
このモデルには修復の必要があるという表示ですので。
検査・修復を施します。
 Netfabb Basicの操作方法の解説は省きますが、
モデルのチェック・修復・厚みの計測まで色々と使える便利なソフトです。

修復したモデルをエクスポートすれば作業は終了です。

 我流・かつザックリとした解説なので判り難い点があるかもしれませんが
こんなかんじです。

2015年4月19日日曜日

3Dプリントサービスでナイロン(ポリアミド)の中空成形する際の手順1(覚え書き)

 今回は3Dプリントサービスでナイロン(ポリアミド)でモデルを作る際の手順を
自分なりにまとめたものを記事にしようと思います。
(誤字脱字等はご容赦)
 
 フルカラー石膏のやり方はまた違います。

まずはZbrushでの作業です。ダイナメッシュでモデルを一体化します。
Deformation→Unifyで寸法を統一すると後々管理が楽な気がします。

















既に一体化したモデルを表示しているので、Resolutionの数値はデフォルトです。
下に表示されているActivePointで数値を大雑把に確認して下さい。
 次にDecimetionMasterのPre-Process→Decimateでデータを
軽量化します。


















データ内のゴミメッシュをなるべく減らす為にPolygroup→Autogroupをかけます。
ここで本体モデルをクリックして、何も表示されない画面になったらゴミがある証拠です。
Ctrl+シフトで更に反転表示、Dell Hiddenでゴミを削除、念の為にClosehollで穴を塞いで
再びAutogroupで一体化します。(NetfabbやMeshmixierで修復する方法もあります)

プラグインの3DPrintExporterで出力サイズを入力してSTL出力します。

次にAutodesk Meshmixierを起動してSTLモデルをインポートします
入手・操作方法は既にネットに詳しい情報もありますのでそちらを検索してください




 












Edit→Hollowで中空成形に加工します。Hollowを押した時点で
デフォルトで中空部分が作られますが、必要な数値をいれてアップデートします

















一番上に厚みを調整する項目が、その下2つは内部メッシュの解像度なんで
一応目いっぱい上げておきます。
その下は貫穴の数・サイズ・穴のテーパーを調整する項目ですが、今回は底を
抜くので邪魔なのでHolls per hollowに0と入れます(1と出ますが穴が出来ません)
Acceptを押して作業は中空化します。
File→ExportでObjファイルでエクスポートします。
(OSを日本語ユーザー名で登録していると、Meshmixerの拡張子Mixで保存する際に
エラーを起こして終了することがありますが、Objファイルでエクスポートできれば
目的は果たせるので、これは無視します(^^;)

再びZbrushに戻りObjファイルをインポート、サイズが変わっている場合は
Unifyでサイズを合わせます。サイズを統一する方法は色々ありますがとりあえず
これがお手軽かと…
 元のモデルにAppendしてAutogroupをかけると内部のモデルが別グループに分離できます。
内部モデルをSplite hiddenで分離します、Meshが裏返っているので
Display properties→Flipでメッシュを反転すると抜き型が出来ます。


 














元モデルをCtrl+Zでデシメーション前に戻しておくと精度的にはいいかもしれません。
長くなるので続きます。

2015年4月12日日曜日

できませんでした…

シリコン複製に挑戦しました…
…が結局うまくできなんだ。
ネットで徹底して情報を集めて
一応型を作ってキャストを流しこむまでは行ったんですが
もうちょい簡単なものから挑戦すべきだったのかも?
途方に暮れて突っ伏していました。

そんな時にツイッターでDMMの3Dプリントサービスによる
出力品をみて考え方を変えました。

「精細な出力が難しいなら大きく出せばいいじゃない!」

というわけで早速、前回の出力品で気になった失敗点を修正したモデルを
出力依頼してみました。

従来の高さ8センチの胸像はナイロンポリエチレンとアクリルで
依頼してみました。

これは前回と同サイズのナイロン出力品です。顔のあたりに線が入ってしまってますね。

これはアクリル成形です。透明なんで形がよくわかりません(汗)

 まだまだ試行錯誤は続きます。